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修理レポート

iPhone7 海での水没。基板修理 約3時間でデータ救出成功

2019.5.26

今回ご紹介の修理はiPhone7の水没データ復旧の修理です。

お客様より「海水で水没させてしまい電源が入らない」とご相談を承りご来店にて修理対応させて頂きました。

 

結果は無事基板修理が成功し無事にデータの取り出しをすることが出来ました。

実際の水没端末をもとに写真をつかい解説させて頂きます。

↑ご依頼のiPhone7。一部分だけ集中的に水没し腐食が進んでおりました。

↑画面パネル裏 ホームボタン周りが特に水没していました。恐らくホームボタンも壊れてしまっていると思われます。

↑ライトニングコネクタ付近 「TAPTOC ENGINE(バイブレーション)」「スピーカー」付近が特に腐食しています。バイブレーションとスピーカーも恐らく壊れていると思われます。

↑基板だけでなくフレーム内部にも腐食が残っており腐食の場所から考えて恐らくバッテリーとライトニングコネクタ(充電差込口)は壊れて使用出来なくなっていると思います。

部品だけでも5箇所が使用出来なくなっていると考えられ、修理後の通常使用はかなり難しいと思われます。

↑腐食がひどかった部分はiPhone7の基板の下側に集中しておりました。

この箇所は主に

・液晶表示のICチップ類

・画面タッチ操作のICチップ類

・画面を明るくするバックライトICチップ類

など主に画面の機能に関連するICチップが集中しており恐らく電源が入らない以外にも画面が映らなかったり、タッチ操作が出来ない症状も併発していると考えられます。(まだ電源が入らないので詳しい診断は電源が入るようになってからになります)

 

〜〜基板修理実施〜〜

 

↑まずは電源が入らない原因から。

基板上の各ICチップへ電力を配る配線「PP_VDD_MAIN」が短絡を起こし、正しい電流が流れず電源が入りませんでした。

またその後の検査でやはり画面を映すための回路「PP6V_LCM_BOOST」も短絡を起こしておりLCM IC(液晶IC)を交換。「PP6V_LCM_BOOST」に繋がっているコンデンサ類も腐食が酷かったため一緒に交換を行いました。

↑次に「PP5.7V_MESON_AVDDH_CONN」という、これも液晶表示に関連する回路が途中で途切れていることに気付き、断線箇所を特定し回路を繋ぎ合わせました。

↑「PP_VDD_MAIN」、「PP6V_LCM_BOOST」、「PP5.7V_MESON_AVDDH_CONN」の計3箇所の短絡および断線を修理し電源が入り画面が映るようになりましたが、パソコンとの接続が出来ませんでした。。。

再度基板を検査し原因の特定。

ケーブル接続時にパソコンから電力をもらう箇所「PP5V_USB」がこちらも短絡しており修理。およびU2101のICチップも交換しパソコンに接続されるようになり、やっとバックアップが取れるようになりました。

↑計4箇所の回路の修理を行い無事に起動しバックアップが取れるようになりました。がやはり元々の部品「画面」「バッテリー」「ライトニングコネクタ」は水没で壊れており、基板の腐食もひどくため、今後の通常使用が出来る確率も低そうなので新しいiPhoneへの買い替えをご提案させて頂きました。

 

〜〜後日〜〜

 

↑新しいiPhone7をお持ち頂き水没したiPhone7からのバックアップデータを移させて頂きすべての対応が終了いたしました。

 

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