こんにちは、AppleJuiceです。
今回は起動しない症状でお預かりしました
iPhone6Plusの基板修理レポートをお届け致します。
電源が入らない症状にも落下や水没等、様々な原因があります。
まずは内部のパーツが原因かと疑うのがよくある流れですが、
バッテリーやフロントパネル等のパーツ交換を行っても
起動しない…そんな時は内部基板が原因となります。
↑修理前のiPhone6Plusです。
写真では伝わりにくいですが、電源ボタンやホームボタンを押しても反応がなく
充電器に繋いでも充電はされずに全く電源が入らない状態です。
フロントパネルが割れている様子もなく外側からでは原因の特定も出来ず、
この状態では内部のデータを取る事は勿論出来ない為に
早速修理に取り掛かっていきます。
↑まずは内部の基板を取り出す為に分解をしていきます。
写真はフロントパネルを取り外した後のもので、
本体右側の部分が基板。左側の四角く黒いものはバッテリーとなります。
↑基板のみを取り外しました。
基板には無数の細かい部品がついており、写真中央と下部にある
黒く四角いシールドの中にもたくさん取り付けられています。
目視で確認したところ水没等の破損は見受けられませんので、
ここから詳細な診断を行っていきます。
↑取り出した基板に電流を流し電圧を確認しています。
↑原因箇所を探しています。
↑基板背面にある黒いテープを剥がした写真です。
基板背面にも細かい部品がたくさん取り付けられているのが
お分かり頂けるかと思います。
↑基板の一部を顕微鏡で拡大した写真です。
↑回路図を見ながら原因箇所を特定していきます。
今回はPin No:C1260-2というコンデンサーが故障の原因でした。
このコンデンサーはPP_VCC_MAINというメイン電源の箇所にあり、
壊れてしまうと今回のように起動しない症状が発生してしまいます。
↑基板を本体へ戻して組み上げ前に起動するかを確認しています。
先程は何をしても真っ暗のままでしたが無事に起動するようになりました。
動作も問題ない事が確認出来たのでこのまま組み上げ作業に移ります。
↑組み上げを行い、最終確認です。
写真の通りパスコード入力の画面まで進む事が出来ました。
勿論、内部データも無事に残っています!
「朝起きたら電源が入らなくなってしまっていた…」
「5分前まで普通に使えていたのに急に電源が落ちてそこから起動しない…」
電源が入らない症状は思い当たるきっかけが無いまま発生する事が多い為に、
かなり焦ってしまうかと思います。
「近くの修理店でパーツ交換をしても復旧しなかった」
「基板が原因と言われバックアップが取れずに困っている」
そんなお客様は是非、基板修理対応可能な弊社へご相談下さい。
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