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修理レポート

MacBook Pro 15インチ(A1990)|電源が入らない起動不良。焼損したICチップ交換で復旧

2025.11.1

【概要】

[症状]

起動不良

[きっかけ]

特になし

[機種]

MacBook Pro 15インチ(A1990)

[所要時間]

3時間

[納品]

操作できる状態で返却

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【作業の流れ】

今回お預かりしたのは、突然電源が入らなくなり、全く反応がなくなったMacBook Pro 15インチ(A1990)です。
電力測定器で確認したところ、消費電力はわずか0.125Wと、ほぼ通電していない状態でした。
背面カバーを開けると焦げたようなにおいがあり、さらに詳しく点検したところ、左スピーカーケーブル付近のICチップが目に見えて焼損していました。
該当チップを交換後、再度テスターで確認したところ、正常に起動・通電が回復しました。

 完全に無反応の状態です。

0.125Wって表示されています。無反応に近いですね。

裏側の蓋を開けると焦げ臭かったのでショートってすぐ判断できました。

裏側基準左側のスピーカーケーブルの付近で焦げたicチップを発見しました。

損傷されたicチップを取り外して交換します。

テスターで確認するとショートがないことを確認できました。

充電器を挿すと53.49Wで正常な充電反応があります。

MacBook Proは内部に複数の電源制御ICを搭載しており、一つでも焼損すると起動が完全に止まることがあります。
当店では電力測定と基板診断を行い、焦げやショート箇所を正確に特定してからIC単位で修理を実施しています。
修理後は正常に起動し、安定した電流値を確認済みです。
A1990の起動不良・通電不良は、ICチップ交換で安全に復旧可能です。


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