【概要】
［症状］
起動不良・無反応
［きっかけ］
最初はリンゴループ、他店修理ミスでさらに重症化
［機種］
iPhone SE2
［所要時間］
4時間
［納品］
操作できる状態で返却
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【作業の流れ】
今回ご依頼いただいたiPhone SE（第2世代）は、もともと「リンゴループ」の状態で
他店に修理を依頼されたとのことでした。
しかし、その店舗では今回の不具合とは無関係なCPUを取り外し、
付け直しをするという不適切な作業が行われていました。
結果、端末はまったく反応しない「完全無反応」状態となり、当店へ持ち込まれることになりました。
完全に無反応です。
基板からCPUを取り外しました。
分解して内部を詳しく確認したところ、CPUチップ周辺に深刻な問題が発見されました。
顕微鏡レベルでの観察によって、以下の異常が明らかになりました：
-
2本のパターンが消失
-
1本の重要な信号線が断線
本来行う必要がないCPUの取り外し・付け直しによって、逆に破損を招いていたのです。
幸い、消失した2本のパターンは動作に大きな影響を与えない信号であり、
深刻な損傷は回避されていました。
しかし断線していた1本の信号線は端末起動に関わる重要なラインであったため、
極細の配線を使って慎重にジャンパー処理を行いました。
極細の配線を使ってジャンパー完了の状態です。
綿棒の先端と比較すると、CPUや故障箇所の小ささがよくわかり、修理の難易度が伝わりやすくなります。
その後、CPUを再実装して再起動を試みた結果、見事に正常な起動画面に復帰！
大切なデータもそのまま残っており、お客様にも大変ご満足いただけました。
今回のように「他店での修理ミス」によって、状況がさらに悪化してしまうケースが近年非常に増えています。
特にCPUは極小パーツであり、肉眼での確認は不可能。現実的に、こうした高精度な修復ができる店舗はほとんどありません。
もし他店で「修理不可」や「基板故障」と診断された場合でも、当店では高度な顕微鏡作業と専門技術によって修復が可能な場合があります。
写真やLINE、仕事の重要データなど、絶対に失いたくない情報がある方は、諦める前にぜひ一度ご相談ください。
当店では「本当の意味での修理」を提供しています。
新機種やandroid端末の水没復旧や基板修理も取り扱っておりますので何かあればAppleJuiceへご相談ください！
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来店だけでなく配送修理も承っておりますのでお気軽にどうぞ！
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- 修理内容
- iPhone基板修理・データ復旧 / 起動不良
