先日、起動しなくなってしまったiPhone6 Plusの基板修理をご依頼を頂きました。
特になんの前触れもなく、急に電源が入らなくなってしまったようです。またバックアップをされて無かったようで特に写真と動画のデータが一番大切だったらしく、データの取り出しが第一優先での作業でした。
■ 症状 iPhone6 Plus 電源が入らない 復旧作業 17,000円
■ 作業時間 半日
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↓電源が入っていないように見えますが映像が映っていないだけで実は内部は動いております。
↓iTunesに繋げるとDFUモードに入っていることが分かります。
リカバリーモードとDFUモードとの違いは「リカバリーモードはアップデート(更新)」「DFUモードは復元(初期化)」とそれぞれに役割が違い、今回はDFUモードの状態になっておりました。急にDFUモードになってしまう症状はご依頼件数としては結構ポピュラーな症状であり、このままもし復元(初期化)をしたとしても高い確率で復元作業が止まりエラーが出てしまうと思います。今回はデータ救出が目的のお客様でしたので復元はせず基板側のチェックに入ります。
↓回路図には信号の流れ1つ1つに名前がつけられており、この信号が何の意味があって何の役割なのかがわかりやすく表記されております。今回DFUモードになってしまっていた原因は「PP1V8 SDRAM」と呼ばれる信号の一部のコンデンサが自然に壊れてしまっておりショートを起こしたことにより、信号が遮断され正常に起動しておりませんでした。問題のコンデンサを交換してみましょう。
↓コンデンサを交換し無事正常に起動することが確認できました。しかし基板修理の経験上何か問題があった端末はまた別の問題が出る可能性が高い点と、iPhone6 Plusと少し古い機種なためお客様にはiPhone自体は新しい端末へのお買い替えをお勧めさせて頂きました。
今回は修理が出来無事にデータを取り出すことが出来ましたが、中にデータを諦めざるをえない症状もございます。常日頃からデータのバックアップをしておくことをオススメしておりますが、もしバックアップをしておらず大切なデータを救い出したい場合は、是非AppleJuiceへご相談くださいませ。
■ 症状 iPhone6 Plus 電源が入らない 17,000円
■ 作業時間 約2時間
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