こんにちわ。AppleJuiceエンジニア竹内です。
本日もたくさんのご依頼ありがとうございましたm(_ _)m 今回はたくさんのご依頼の中から「iPadPro 10.5inchのドックコネクタ交換修理の作業レポート」をご紹介させて頂きます。
症状としては充電をしながら就寝し、起床した際に誤ってケーブルを挿したまま落としてしまいLightningケーブルの先が内部に残ってしまったようです。
実はiPadPro 10.5inchの修理ご依頼は初めてでしたが他のiPadProシリーズとほぼ内部構造は同じでしたので難なく修理が出来ました。
上記の写真はドックコネクタ内に残ったLightningケーブルの先を取り除いた後のドックコネクタ内部の画像ですが、赤い丸で示した部分に金色の端子っぽいモノがあると思います。本来はこの部分には金色の端子は無くLightningケーブルが折れた衝撃でドックコネクタ内の端子が曲がってしまったと考えられます。
■ 症状
iPadPro 10.5inch ドックコネクタ内部破損
■ 作業時間
約50分
■ 修理料金
それでは分解しドックコネクタの交換をしていきましょう。
まずは表面の液晶パネルと背面のフレームを分離させます。iPadシリーズは初代を除いてすべて強力な両面テープで組み立てられており、まず一般の方は分解が出来ないようになっております。
Apple製品の新商品をいち早く分解することで有名な「iFixit」では分解の難しさが10点満点中2点とかなり低くなっており、これまでのiPadシリーズの中でも最上級に分解が難しい機種になります。(10点が最も修理がしやすい指標)
背面のフレームから基板(ロジックボード)だけを取り出します。背面フレームに残った部品は上下についているスピーカーとバッテリーです。本体サイズはそのままで画面が大きくなったiPadPro 10.5inchはバッテリーもいままでよりも大型化しておりました。
iPad air より新しいiPadはすべてドックコネクタと基板を繋ぐ方法としてハンダでの接合を採用しております。これにより接続部分のパーツを削減しつつスペースの削減も出来ますが、半田ごてを使用しなければいけないためドックコネクタの交換も難しくなっております。
新しいドックコネクタを基板側にハンダにて接合いたしました。接合部分は細かな端子が並んでおり少しでもズレると上手く通電しないため慣れとコツが必要な作業です。
ドックコネクタを交換後、一度仮で組み立てて充電が出来るかどうかを確認します。Lightningケーブルの認識があっても充電が増えないと意味がないためケーブルを繋いで10分ほど様子を見ます。
もともと93%だったバッテリー残量が94%に増えその後も96%まで増えることが確認出来ましたので、後は本体を組み立てて作業は完了となります。
お客様が使用されていたケーブルが弱かったわけでは無いと思いますが、ケーブルが繋がっていたまま落としてしまうとiPadは重量がありますのでケーブル側に負荷がかかってしまい簡単にポキっと折れてしまいます。
今回は不慮の事故だったため防ぎようはないと思いますが、iPadを使用しながら充電するとドックコネクタに負荷がかかってしまい今回のような故障に繋がりますので、出来るだけ使用中は充電をしないように気をつけてご使用下さい。
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- 修理内容
- 充電不良